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2025-07-20

ダレンモーラン装備の塗装方法の紹介

この記事は「ダレンモーラン装備【残陽】」のガレージキットの塗装方法を説明する記事です。
ダレンモーラン装備の紹介ページは下記

ダレン・モーラン装備「残陽」(モンハン)

ダレンモーラン装備の元イラストについては、Google検索で「残陽 常磐」(ざんよう ときわ)で検索すると画集の写真が見つかると思います。
無断転載するわけにいかないので、お手数ですが、検索お願いします。

イラストを見ていただくと、ぱっと見の印象としては「赤」がまず思い浮かぶと思います。
さらに目を凝らすと赤の中に、「黄」「青」「銀」「黒」など様々な色の斑模様が入っている複雑な色で表現されています。

ダレンモーランの体色は全体的に「茶色」ですが、装備の色は「赤」なので、不思議に思って色々調べながら辿り着いた結論・・・

ダレン装備の素材は「緋銅」(ひどう)なのではないか?

元の素材が銅ということであれば、ダレンモーランが茶色いことがしっくり来ます。(ラオシャンは甲殻に鉄を含んてるから赤いみたいな感じ)
緋銅についても自前の写真を持っていないので、お手数ですが、Googleで「緋銅」と検索してください。
ほんとにめちゃくちゃ綺麗な色です。簡単に紹介すると、「銅を1000度近くまで熱して、ホウ砂水溶液などで急冷する技法」だそうです。

紅葉した葉のような紅色と黄色が入り乱れた中に、青っぽい所や元の銅のメタリックが残っている箇所がある感じです。
それでは僕が塗装した流れを以下に紹介していきます。
(色を濃くし過ぎたという後悔があるのですが、これから塗る方は僕の代わりにリベンジしてください。)


パーツに緑のキッチンマジックリンとクレンザー(研磨剤)を塗布して、歯ブラシで1パーツずつ洗います。
表面に油分が残っていると、綺麗に塗れません。(洗浄後に表面の水滴を見てください。油が残っている箇所は水が弾かれて、水滴が水玉になります。)


ラッカー塗料で全てのパーツを黒く塗った後、明るめのシルバーを全体に吹きます。マスキングする箇所はありません。全部丸吹きで大丈夫です。
アイアン系の暗いシルバーはおすすめしません。
この時は「スターブライトシルバー」「パールシルバー」を吹きました。
アルミのような白っぽい銀色を目指してください。(ラッカー)


次は銅っぽくしていきます。
まず、「クリアオレンジ」を全体に薄っすら吹きます。そうすると金色になると思います。
※吹きすぎるとただのメタリックオレンジになるので薄っすらで止めてください。

次に「クリアレッド」をパーツの末端に吹きます。薄っすら吹いただけで、一気に茶色になると思います。
※くれぐれも全体を茶色くしないで下さい。画集のイラストと見比べながら、最終的に濃い赤なる部分だけを茶色にしてください。
イメージとしては面の外縁は茶色、面の中央は金色です。

後の行程で色を濃くすることはできても、薄くすることはできません。濃くし過ぎてしまった箇所はピンポイントでシルバーを吹きましょう。(ラッカー)


次にさっき茶色くした箇所の中でも特に赤くなってほしい箇所に「ディープクリアレッド」を吹きます。
それだけだとぼんやりした赤になるので、薄っすら「クリアブルー」を吹きます。濃い赤に見えるようになると思います。(ラッカー)


次に末端の黒っぽくするために「ディープクリアブルー」を面の外縁部に吹きます。
0.3ミリのハンドピースをめちゃくちゃ近づけて細吹きしています。
※僕はこの段階で色を濃くし過ぎてしまったと後悔しています。後工程で筆でクリアブルーを塗る行程があるのですが、
この段階で末端を黒くし過ぎると筆塗りした部分が目立たなくなってしまいます。
この段階では、周りと比べてちょっと暗い茶色に見える程度で十分です。(ラッカー)

この段階で一旦、装甲以外の差し色をエナメル塗料で筆塗りします。
差し色に使う色は以下
銀装甲「クロームシルバー」
丸い金の飾り「ゴールドリーフ」
ベルト「ブラック+ハルレッド」
白い紐「フラットホワイト」
銀装甲と赤装甲を繋ぐ紐「ブラック」
ズボンと袖「ブラック+ブルー」
装甲のスジボリ「ブラック多め+ハルレッド」

いちいちマスキングをしていたらキリがないので、サクッとエナメルの筆塗りで塗り分けます。小さいので、重ね塗りしなくても1回でムラなく塗れます。
手順1:銀のところを平筆で塗る。
手順2:金のところと黒い紐のところを面相筆で塗る。
手順3:茶色いベルトと紺色の服部分を大きめの平筆で塗る。
手順4:一旦ラッカークリアー光沢を吹いて少なくとも一晩乾燥させる。
手順5:白い紐を小さめの平筆で塗る。はみだしたらエナメル溶剤で拭く。(ラッカーコートすれば下のエナメルは溶けない)
手順6:スジボリにほぼ黒の焦げ茶を流しこむ。(はみ出たらエナメル溶剤で拭く)
手順7:ラッカークリア光沢を砂吹きするorラッカー艶消しを吹く(表面がザラザラの方が後の筆塗りが染み込みやすくなります。)
手順8:1日乾燥させて次の仕上げへ


次にVGパールというパールの粉をエナメルのクリアカラーに混ぜて筆塗りします。


用意したのは以下
「クリアブルー+青パール粉」
「クリアレッド+青パール粉」
「クリアオレンジ」
「クリアイエロー+黄パール粉」
これらをそれぞれ塗料皿に用意します。(溶剤を多めに混ぜてちょっと薄めにした方が薄塗りできます。)

画像のようにかっこいい斑模様が現れるように色を乗せます。面相筆で点を打つ感じで乗せるといい感じです。
クリアブルーを乗せるときは汚し塗装をするようなイメージで乗せてください。
適宜ラッカークリアでコーティングすれば、下のレイヤーを保護できます。

写真だと良い感じですが、強い光を当てているから綺麗なだけで、実際は色が濃過ぎて、ワンフェス会場の薄暗い照明の下だと全然この模様が
見えないし、すごく残念です。誰か僕の代わりにリベンジしてください。

最後に塗り分け参考用の画像を載せて締めくくります。
みなさん緋銅塗装にぜひチャレンジしてみてください♪

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