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2019-11-24

新作の進捗報告&賞状が届きました。

皆様お疲れ様です。だいたい10日ぶりの投稿です。

今日は新世代造形大賞の賞状が届きましたので、そのご報告と新作の進捗です。

銅賞の賞状

まずは、賞状が届いたので、記念写真から、名前の部分は雅号ではない方の本名が載っているので、いちおう隠させていただきます。こうして記念写真を撮っていると、屏風に映っている影が非常に優美な雰囲気を醸し出していることに気付きました。陰に着目した写真も載せておきます。

自分で作った物ながら首のラインに沿って整然と並ぶ棘と、剣のような2本角がとても美しいと思ってしまいました。

そう感じた理由は、生き物の構造が本質的に「同じ要素の繰り返しである」という特徴を持っているからではないかと思います。脊椎骨、肋骨、前脚と後脚、指、毛、歯、鱗、葉、虫の体節

植物から人間までほとんどの生物は、単純な要素の連続を巧みに組み合わせた構造をしています。これらの構成要素の大きさや形、配置がそれぞれの動物を特徴付けています。

生き物の魅力は、こうした部分にあると改めて認識しました。細かいパーツ万歳

 

続いて、新作の進捗です。

ご紹介した竜の胸像の、上顎部分に鱗をびっしり造形しました。

上顎部分に鱗を造形した

制作当初に描いたイメージ

イメージイラストとは少し違ってきている部分がいくつかあります。まず鼻付近の口髭は、髭のように伸びた鱗という解釈で造形しました。また、口を大きく開けたポーズなので、見栄えを考えて上顎の奥歯を1本追加しました(目の真下に生えている歯)。

口髭状の鱗

大きさ

(口先から角の先にかけて、稲妻マークのようなラインになるように角を付けています。こうすると格好いいのですが、奥行きが長くなりすぎて胸像にするには若干困ります。仕方ないことですが。)

ちなみにこの竜は「夜叉姫と竜」の竜は成長した姿をイメージしています。

若い方の竜

成長して角がたくましくなり、髭状の棘が増量されたようなアレンジで進めていきます。

胸像の全体像の予定としては竜の顔と手が雲から露出しているような、屏風絵のような胸像になると思います。

それと、今作は複製することを前提として造形しているので、完成すれば販売させていただこうと思っています。お楽しみに。

 

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