”夜叉姫と竜”久々の更新、竜の顔
どうも、猪岡模型の猪岡雅巳(いのおか まさみ)です。
最近ジオラマの制作ばかりやっておりましたが、例の鬼と竜のフィギュアの方が気になってしまい、ジオラマが手につかなくなってきたので、本日はフェンスの色塗りもそこそこにジオラマ作業を切り上げまして、”夜叉姫と竜”の作業を再開することにしました。
今日は竜の顔をラフ造形していきます。ディティールは後でゴリゴリに入れます。
今日はこの状態からスタート
イメージスケッチを見ながらあーでもないこーでもないと試行錯誤し、作業すること7時間。このスケッチの眼のすぐ前あたりにある膨らみの部分。ここの造形がどうにも納得いくものにならず、遂にこの部分は無くしました。
元々はエメリッヒ版ゴジラを参考につけた部分だったのですが、和風の竜にはどうにも相性が悪かったようです。
竜といえば太古の昔から存在するモチーフであり、そのデザインは先人たちが散々ぱらデバグし尽くしてきたもの。そこに素人が軽い気持ちで余計なものを足してしまったものだから収拾がつかなくなっても無理はありません。
文字通り目の上のタンコブが取れて精悍な顔立ちになってきましたね。
と、ここで本日のブログを終えるつもりだったのですが、これ見ても僕以外の人からすれば、「何も進んでないのと同じなのではないか?」と珍しく人の立場に立って物を考えることができたものですから、仮ですがもう少し完成のイメージに近い状態にした物をお見せするために、髭や棘を仮付けしてみましたのでご覧くだされば幸いです。
こんな具合です。見違えるようですね。(棘って大事)牙や鱗がびっしり入ればもっと格好良くなりますよ。
次にこちらをご覧ください。
薄目を閉じて露光を落として心の眼で見ると般若(鬼)に見えます。
こんなに上手くいくとは正直思っていませんでした・・・
はやく本造形したい。
次にパートナーである夜叉姫とのツーショット。
アクリル溶剤のビンの高さが絶妙過ぎて神の存在を感じました。
そして新たな設定が僕の中に芽吹きました。それは
「夜叉姫と竜は同じ日に誕生し、一緒に育てられてきた」というものです。
なぜこのような考えに至ったかと言いますと、冷静に考えてこの竜は小さ過ぎるのです。
竜とか龍は、たいてい途方もなく長寿で、途方もなく巨大なものです。その竜の頭が、人の胴くらいしかないというのはあまりにも小さいのです。
そこで、竜も、姫も16歳くらいという風に考えれば妥当なのではないか、何千年も生きる竜の中でも十数年しか生きていない個体だから、まだこんな程度だよねと考えた次第です。
今後は ”若い竜の特徴は?” ”性別は?” ”そもそも性別要る?”といったことを考えながら制作を進めていきたいと思います。
かしこ
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