2018-10-22
【夜叉姫と竜】鱗の造形1
どうも猪岡模型の猪岡雅巳(いのおかまさみ)です。
昨日は仕事の研修で出張しておりました。本日は今日はレポートを書くべきところですが、欲望に負けてフィギュア作業をしてしまいしたので、報告いたします。
本日の作業は鱗の造形です。
以前、仮で付けていた棘を除去した状態からスタートしました。
半日作業してすすんだ状態がこちら
口の前半部だけです。唇的な部分に、細かい鱗が密集しているため、中々時間がかかります。後使用したスカルピーが、古く乾燥していたため、作業性が悪かったのも大きいです。今日開封した新しいスカルピーがものすごく柔らかかったので、その違いに唖然としました。
作業の手順としては、針で鱗の形に溝を掘って鱗のように見せるのですが、それだけでは模様であって造形とは言えないので、鱗の模様を描いた面に、粒状にしたスカルピーをくっ付けて鱗一枚一枚の凹凸をヘラで作っていきました。粘土を盛る量を鱗毎に変えることで、厚みの違いを表現しています。(皮膚の伸縮が必要そうな箇所の鱗は小さく薄くしたり、そうでない所は棘のように盛ったり)
恐ろしく手間がかかりますが、この多様性が作品に多大な凄みを与えますので、手は抜けません。
段々慣れてきたし、新しい柔らかいスカルピーも手に入ったし、スピードアップすることでしょう。今後とも楽しみにしていただければ幸いです。
かしこ
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